やぎ農園の取り組み
千葉県の南房総で有機農業をしている姉夫妻、「やぎ農園」。
2人とも新規就農者で、姉が有機農業に携わるようになってから
今まであたりまえのようにを思っていたことを考えるようになりました。
何を選び何を食べるか、
何を選びどう暮らしていくか、いきたいか、
農業のこと、種のこと、環境のこと、それをとりまく社会。。。
そんなことから、むらたくつやも
「足と地球にやさしい靴づくりを目指して」を掲げて活動しています。
私の考える、地球にやさしいとは。。。
命をいただき、食肉の副産物としてでた皮(革)を大切に使わせてもらうこと、
獣害対策ででた獣皮を活用すること(これからしたい事のひとつです)、
製造時と廃棄時の環境負荷の少ない植物タンニンなめしの革を使うこと、
小さな革もゴミにしないで使いきること、
壊れてきたからと買い替えるのではなく、メンテナンスして修理して大切に使うこと。。。などです。
今回、やぎ農園ではクラウドファンディングに挑戦しているので
そのご案内をさせていただきます。
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農村の高齢化とよく言われますが、それをただ黙ってみていても何も変わりません。そこで、わが家は今年、「南房総はざ掛け米/大豆トラスト」と研修生の受け入れを、「旧・三芳村から続く農村風景を守るため新規就農者を育てたい」という一つの目標を持って始めました。幸いなことに、新たな出会いが生まれ、研修生も来ました。
それでも、小さな農家のささやかな取り組みが簡単に進むわけはありません。せっかく始めたことを何とか軌道に乗せたい。そのためには新たなつながりを広げたい。どうしたらいいだろうかと考えた結果、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。
新規就農しようとする人にとって、手間をかけて育てたお米や野菜を誰に食べていただけるかということは大きな問題です。わが家がこだわっている「はざ掛け」のお米も、喜んで食べていただける方たちがいるからこそ続けてこられました。そのつながりに支えられてきたからこそ、日々の農作業に力を注ぐことができるようになりました。そのように、これから新規就農しようとする人を支えてくださる方を広げてゆくことが、現在のやぎ農園の役割の一つだと考えています。
新規就農を志す研修生に無農薬はざ掛け米を育てる技術を学んでもらう →そのお米を食べてくださる方とのつながりを広げる →地域で作り手を探している田んぼの受け皿となる →独立した研修生に引き継いでゆく。そのような循環をうまく作ることができれば、わが家が細々と続けてきた無農薬はざ掛け米をつくる家族農業を地域に広げてゆくことができます。
こんなことを考えての挑戦です。
このような小さな農家の大きな挑戦にご支援いただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
プロジェクト名「旧・三芳村から続く農村風景を守るため新規就農者を育てたい」
八木直樹